【イベント情報】岡山県立美術館/高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの

日時予約制での開催です。
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※観覧券は混雑を避けるため別途コンビニ等で購入の上来館ください。 ※前売り券をお持ちの場合も予約が必要です。


【日時】
前期:8/1(土)~9/8(火) 後期:9/21(月祝)~9/27(日)
【入場料】一般1,500円、65歳以上1,300円、大学生・専門学校生1,000円、高校生600円

※来館時にはマスクを着用ください


絵を描かない監督がどのようにして歴史に残るアニメーションをつくったのか。
他のクリエイターたちとの交流や共同制作の過程を通して明らかにします。

三重県に生まれ岡山県で育った高畑勲(1935年~2018年)は、1960年代後半から半世紀に渡り日本のアニメーションを牽引し続けたアニメーション監督です。

初の長編演出(監督)作「太陽の王子ホルスの大冒険」(1968年)で悪魔と闘う人々の団結という困難な主題に挑戦した高畑は、その後つぎつぎとアニメーションにおける新しい表現を開拓してきました。70年代には、「アルプスの少女ハイジ」(1974年)や「赤毛のアン」(1979年)などのテレビ名作シリーズで、日常生活を丹念に描き出す手法によって、冒険ファンタジーとは異なる豊かな人間ドラマの形を完成させます。

80年代以降は、物語の舞台を日本に移し、「じゃりン子チエ」(1981年)、「セロ弾きのゴージュ」(1982年)、「火垂るの墓」(1988年)など、日本の風土や庶民生活のリアリティーを表現するとともに、日本人の戦中・戦後の歴史を再考するようなスケールの大きな作品を制作し、遺作となった「かぐや姫の物語」(2013年)では、デジタル技術を駆使して手描きの線を生かした水彩画風の描法に挑み、従来のセル画様式とは一線を画した表現上の革新を達成しました。

このように常に今日的なテーマを模索し、それにふさわしい新しい表現方法を徹底的に追求した革新者・高畑の創造の軌跡は、戦後の日本のアニメーションの礎を築くとともに、国内外の制作者にも大きな影響を与えました。本展覧会では、絵を描かない高畑の「演出」というポイントに注目し、多数の未公開資料も紹介しながら、その多方面な作品世界の秘密に迫ります。

 


岡山県立美術館
岡山市北区天神町8-48
■WEBサイト