【イベント情報】奈義町現代美術館ギャラリー/片山高志 何かの何かだと思ったら、何の何でもなかった
片山高志 何かの何かだと思ったら、何の何でもなかった
【開催期間】7/5(土)~9/15(月)
【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日、祝日の翌日 ※7/21(月)・8/11(月)・9/15(月)は開館
【観覧料】一般・大学生200円(高校生以下・75才以上は無料)
※常設展と一緒にお求めの場合は通常入館料700円でご覧いただけます
奈義町現代美術館では企画展『片山高志展 何かの何かだと思ったら、何の何でもなかった』を開催します。
片山高志は「未分化なモノへの眼差」の中で、スタイルを変えながら対象と向き合い作品を制作する岡山出身の画家です。独学で絵画の制作を始めた片山は、常に揺れ続ける自己と対話するように、色を選び、絵を描きます。それは過去や記憶が、変わり続ける今の自身の位
置から常に揺れ動くように、その言葉にならない揺れ動く自身の瞬間を絵画の中に留めていく行為にも見えます。その行為の中で選び取られる対象が誰も目を向けない無意味なものであったり、忘れ去られていく風景なのは、必然であるようにも感じます。
本展ではタイトルが示すように、その捉えどころのない未分化な「何か」、その言葉ではなく色でしか表現できない「何か」をキャンバスに留めた、片山の「今」が込められた作品展になります。意味を忘れて、色と鑑賞者の記憶が融和した時に広がる鑑賞者だけの意味のある体験を、ぜひお楽しみください。